新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)などの感染症の感染状況、つまり全世界での広がり方については世界保健機構(WHO)により6段階に分類されているようです。そしてその内容は
フェーズ1:人への感染のリスクは低い
フェーズ2:人への感染のリスクはより高い
フェーズ3:人から人への感染はないかまたは極めて限定されている
フェーズ4:人から人への感染が増加していることの証拠がある
フェーズ5:かなりの数の人から人への感染の証拠がある
フェーズ6:効率よく持続した人から人への感染が確立している
となっています。フェーズ6の段階に突入した状態がパンデミックと呼ばれるものです。パンデミックとはWikipediaによると、ある感染症や伝染病が世界的に流行することを表す用語で日本語に訳すと感染爆発や汎発流行にあたる。とのことです。
今回の豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)の感染状況は4月28日朝にフェーズ4が宣言され麻生首相をトップとする「新型インフルエンザ対策本部」が設置されました。米国でも初めて死者が発生する等、不安感は増していますが、感染拡大が世界の数カ国に限定されているためフェーズ5への移行宣言は当面なさそうです。
これといって有効な対抗手段もなく、感染者及び感染の可能性のある人の隔離と感染者の多い国からの渡航者を水際でシャットアウトするくらいしかできないのが状況です。
日本では時はゴールデンウィーク、外国への行き来が盛んな時期だけに、その感染拡大が現実とならないよう祈るしかありません。
福井県における対応については明日ヒアリングし、またご報告します。