4月25日。
平成30年に開催予定の福井国体に向け、越前市の今のジュニアに活躍してもらいたいとの意図で「越前市競技力向上プロジェクト戦略会議」がスタートし私も越前市スポーツ少年団本部長の立場で委員を拝命いたしました。
この会議、通称「小倉プロジェクト」と言われ、日本サッカー連盟(JFA)の名誉会長である小倉純二氏を顧問に迎え、いろいろな側面でアドバイスを頂くことになっています。
このプロジェクト、詳細は今後この会議にて決めていくわけですが、現時点での方向性としては「基本的プログラム」と「戦略的プログラム」の二本柱となっており、それぞれ。。。
基本的プログラム
フィジカル(肉体的)、メンタル(精神的)のそれぞれの側面からJFAのノウハウの公開により育成を行っていくこと、またアスリートに適した食材やメニューなど食に関する情報提供により勝てる体(力)つくりを行っていくことが目標となっています。
このプログラムについては強化指定種目という概念はなく、越前市のアスリートであれば全てこのプログラムによるメリットを享受できるようになっています。
非常に基礎的な部分をジュニアの小さなころからしっかりと育成していくことにより、その中から将来の素晴らしいアスリートが生まれてくれたらという意図のもとに進められる事業です。
戦略的プログラム
①県が選定の強化推進校にて行われている部活の競技(逆に言うと強い部活があるから強化推進校になるわけですが。。。)と2越前市にて開催予定の競技の合わせて7種目についてジュニアを戦略的に強化していくためのプログラムです。
強化に関してはこの①②の2点が客観的な選定基準となっています。従って、強化推進校が増えれば戦略的プログラムの対象種目も増えるということです。
強化策としては行政がそれぞれのスポーツの現場においての技術力向上に関与できる部分はほとんどないため、具体的には○○協会とか××連盟と言われる競技団体の強化活動を支援していく形になりそうです。従って今後の課題としては行政のサポート形態とそれぞれの競技団体が欲する支援がマッチするか、言い換えれば行政と競技団体の密な連携が大切になると考えています。
施策的には各団体からの強化に関する企画を募り行政にてそのプランを採択、支援していくことになると考えます。
いずれにしろ、今回の会議は、ようやく選手強化のスタートラインに立ったという段階です(それでも県よりは早いと思いますが。。^^;)。5年なんてあっという間(4年は長いですが。。。失礼)という声もありますので委員の一人として私も相当の覚悟で臨まねばという気持ちでおります。

顧問に就任の小倉JFA名誉会長 発言する宮本

戦略会議委員とスタッフの皆さん