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活動報告

2011年5月 のアーカイブ

2011年5月30日(月)

[ 雑感 ]

5月28日。

午後2時より、我が母校である武生高校同窓会の総会が行われ、航空自衛隊空将補 米沢敬一氏による「国の守り」とテーマでの記念講演が行われました。

別に私は右翼ではありませんが、最近とみにこの「国のあり方」や「国のために何ができるか」という点について日本全体がなんか変な方向に行っているのではと疑問を持つ者の一人なので、本当にいいお話が聞けたと思っておりちょっと紹介します。

今回の震災の復興や外交問題を含め、自衛官がなぜ、ここまで自己犠牲的な働きを行えるかについてのお話では入隊の祭、「事に臨んでは危険を顧みず身をもつて責務の完遂に努め、もつて国民の負託にこたえること」を宣誓していることにあります。

この「危険を顧みず」という宣誓は国家公務員の制度と大きな違いとなっており自衛官のモチベーションのよりどころとなっているそうです。

しかし、旧陸軍刑法やアメリカ軍の法律については敵前逃亡や服務規程違反について最高では死刑が規定されているのに対し、自衛隊法199条ではこれらに対し「3年以下の懲役または禁錮」に規定されるにとどまっています。

従って自衛官は法律で罰せられるからがんばるというよりも、国や愛する人など守るべきものの為にがんばっているというのが正しい評価であるとの事でした。

この状況を表すいい例が、自衛隊入間基地で起きた航空事故の話があります。この事件について近隣の狭山高等学校の校長が学校通信にコメントを出されています。ちょっと長文ですがネットで調べましたので紹介しますと。。。

人間を矮小化してはならぬ」
1999年12月1日付学校通信「藤棚」小川義男(狭山ケ丘高等学校校長)

 先日、狭山市の柏原地区に自衛隊の練習用ジェット機が墜落しました。たまたま私は、寺田先生と共に、あの近くを走っていましたので、立ち寄ることにしました。すでに付近は閉鎖されていて、近くまで行くことはできませんでしたが、それほど遠くないあたりに、白煙の立ち上るのが見えました。

 見上げると、どのような状態であったものか、高圧線がかなり広範囲にわたって切断されています。高圧線は、あの太くて丈夫な電線ですから、切れるときはぷつんと切れそうなものですが、多数の細い線の集まりからできているらしく、ぼさぼさに切れています。何カ所にもわたって、長くぼさぼさになった高圧線が鉄塔からぶら下がっている様は、まさに鬼気迫るものがありました。

 聞くと、操縦していた二人は助からなかったそうです。二佐と三佐と言いますから、相当地位の高いパイロットだと言えます。二人とも脱出を試みたのですが、高度が足りなく、パラシュート半開きの状態で地面に激突し命を失った模様です。

 以前、現在防衛大学の学生である本校の卒業生が、防大合格後航空コースを選ぶというのを聞いて、私がとめたことがあります。「あんな危ないものに乗るな」と。彼の答えはこうでした。「先生、戦闘機は旅客機より安全なのです。万一の場合脱出装置が付いており、座席ごと空中に打ち出されるのですから」と。

 その安全な戦闘機に乗りながら、この二人の高級将校は、何故死ななくてはならなかったのでしょうか。それは、彼らが十分な高度での脱出を、自ら選ばなかったからです。おそらく、もう百メートル上空で脱出装置を作動させていれば、彼らは確実に自らの命を救うことができたでしょう。47歳と48歳と言いますから、家族に取りかけがえもなく尊い父親であったでしょう。それなのに、何故彼らはあえて死をえらんだのでしょうか。

 実は、あの墜落現場である入間川の河川敷は、その近くに家屋や学校が密集している場所なのです。柏原の高級住宅地は、手を伸ばせば届くような近距離ですし、柏原小、中学校、西武文理高等学校もすぐそばです。

 百メートル上空で脱出すれば、彼らは確実に助かったでしょうが、その場合残された機体が民家や学校に激突する危険がありました。彼らは、助からないことを覚悟した上で、高圧線にぶつかるような超低空で河川敷に接近しました。そうして、他人に被害が及ばないことが確実になった段階で、万一の可能性に賭けて脱出装置を作動させたのです。

 死の瞬間、彼らの脳裏をよぎったものは、家族の顔でしょうか。それとも民家や学校を巻き添えにせずに済んだという安堵感でしょうか。

 他人の命と自分の命の二者択一を迫られたとき、迷わず他人を選ぶ、この犠牲的精神の何と崇高なことでしょう。皆さんはどうですか。このような英雄的死を選ぶことができますか。私は、おそらく皆さんも同じコースを選ぶと思います。私も必ずそうするでしょう。実は、人間は、神の手によって、そのように作られているのです。

 人間はすべてエゴイストであるというふうに、人間を矮小化、つまり実存以上に小さく、卑しいものに貶めようとする文化が今日専らです。しかし、そうではありません。人間は本来、気高く偉大なものなのです。火災の際の消防士の動きを見てご覧なさい。逃げ遅れている人があると知れば、彼らは自らの危険を忘れて猛火の中に飛び込んでいくではありませんか。母は我が子のために、父は家族の為に命を投げ出して戦います。それが人間の本当の姿なのです。その愛の対象を、家族から友人へ、友人から国家へと拡大していった人を我々は英雄と呼ぶのです。

 あのジェット機は、西武文理高等学校の上を飛んで河川敷に飛び込んでいったと、佐藤校長はパイロットの犠牲的精神に感動しつつ語っておられました。

 しかし、新聞は、この将校たちの崇高な精神に対して、一言半句のほめ言葉をも発しておりません。彼らは、ただもう自衛隊が、「また、事故を起こした」と騒ぎ立てるばかりなのです。防衛庁長官の言動も我慢がなりません。彼は、事故を陳謝することのみに終始していました。その言葉には、死者に対するいたわりの心が少しもありません。

 防衛庁の責任者が陳謝することは、それはもう当然です。国民に対してばかりか、大切な隊員の命をも失ったのですから。しかし、陳謝の折りに、大臣はせめて一言、「以上の通り大変申し訳ないが、隊員が、国民の生命、財産を守るため、自らの命を犠牲にしたことは分かってやって頂きたい。自衛隊に反発を抱かれる方もあるかも知れないが、私に取り彼らは可愛い部下なので、このこと付け加えさせてもらいたい。」くらいのことが言えなかったのでしょうか。隊員は命を捨てて国民を守っているのに、自らの政治生命ばかり大切にする最近の政治家の精神的貧しさが、ここには集中的に表れています。まことに残念なことであると思います。このような政治家、マスメディアが、人間の矮小化をさらに加速し、英雄なき国家、エゴイストのひしめく国家を作り出しているのです。

 人は、他人のために尽くすときに最大の生き甲斐を感ずる生き物です。他人のために生きることは、各人にとり、自己実現にほかならないのです。

 国家や社会に取り、有用な人物になるために皆さんは学んでいます。そのような人材を育てたいと思うからこそ、私も全力を尽くしているのです。

 受検勉強で精神的に参ることもあるでしょうが、これは自分のためではなく、公のためである、そう思ったとき、また新しいエネルギーが湧いてくるのではないでしょうか。受験勉強に燃える三年生に、連帯の握手を!

 この手記は守るべき誰かのために危険を顧みないという自衛官の本質を本当によく表しているものだと思います。読んでいて涙がこぼれました。

君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。

御苦労だと思う。

しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、
外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、

国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
 
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。

どうか耐えてもらいたい。

最後に米沢氏は、防衛大学の第一回卒業式で吉田茂がこのあいさつをしたことを引用し、

自衛官は日蔭者でいいのです。我々がちやほやされるようなことはあってはならないのです。

とおっしゃったことが非常に印象的でした。

東北地方でがんばっていらっしゃる自衛官の皆さん。どうかがんばってください!!


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2011年5月29日(日)

[ 活動報告 ]

5月29日。

スポーツ少年団で市の体協と共催により研修会が開催されました。

今回のテーマはテーピング。

柔道整体師会南越支部のメンバーの方々を講師に迎えてテーピングの効用と実際の施術について研修が行われました。

冒頭では腕にテーピングをしたら握力が22.5kgから26.4kgに上がったり、中指に細いテープをらせん状にまいたら前屈がよりできるようになった実験が行われ参加者からはマジックを見ているような驚きが沸き起こりました。

その後、柔道整体師会のメンバーによりテーピングの実務を教えて頂き、有意義な研修会になったと自画自賛しております。

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2011年5月28日(土)

[ 活動報告 ]

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5月28日。

 越前市体育館にて、理事をさせていただいている陽光会の運動会、名付けてスマイリンピックが行われました。

 陽光会は知的障害者向け福祉施設「あいの里」「ひまわり」の二つの施設を運営しており、当日はこの二つの施設から総勢約100名の利用者が参加しました。

 日赤奉仕団や仁愛短大など、たくさんのボランティアの方々の協力を得て盛大に催され、利用者の方々も楽しい時を過ごされたようです。

人気競技はパン食い競争。 

大人気の食パン目指してハンディキャップがあるとは思えない走りを見せて頂きました。

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