[ Diary ]
6月9日。
「山野草と和紙の奏でる日本の美」というイベントが越前市今立の卯立の工芸館にて開催されました。
ちなみにこの卯立の工芸館、文字通り建物の前面に卯立を配しているわけですが、この卯立はいわゆる「卯立のあがらない」というように使われる元となったものです。卯立は防火壁の役割があるそうで、家屋に卯立を配置するような家庭は裕福な家であることから、卯立つが上がらない=ぱっとしない、さえない となったようです。 ↑ これが卯立
このイベントは年に6回ほど、万葉菊花園などで四季折々の山野草の展示会を企画されている山野草倶楽部の皆さんが1500年の歴史を誇る和紙とのコラボレーションを意図して開催されたものです。
上の写真の句は「行燈の明かりなまめき京鹿の子」とあります。 京鹿の子とは写真に写っている山野草ですが、行燈に照らされた状況をうまく表現してるなと思い写真を撮らせていただきました。