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活動報告

2009年7月 のアーカイブ

2009年7月21日(火)

[ 活動報告 ]

7月17日

 午前中に台湾から日本への帰国を済ませた我々は、休む間もなく成田空港から川崎への移動を開始、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を訪問いたしました。

 同機構は太陽光やバイオマス、風力などの新エネルギーの開発と医療、生産分野における産業技術開発を行っている組織です。理事のお一人であるエネルギー・環境技術本部副本部長の小井沢和明氏より過去の新エネルギーに関する技術開発支援についての実績や今後の展望についてのお話を伺いました。

 このミーティングの詳細については近日中にレポートを作成しアップするつもりでいますのでご興味のある方はご一読いただけると光栄です。

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2009年7月21日(火)

[ 活動報告 ]

7月16日

 朝、台北での視察を終えた我々は、国際港である高雄港のある高雄市に赴くため、新幹線(台湾高速鉄道)に乗車すべく台北駅に向かいました。

 台湾高速鉄道は台北市・南港駅から高雄市・高雄駅までの345kmを最高速度300km/h、所要時間96分で結んでいます。同区間は、最速の在来線特急自強号でも所要時間3時間59分を要していた(2007年1月開業当時)そうです。総事業費は4,806億台湾ドル(約1兆8千億円)。日本として新幹線の車両技術を輸出・現地導入した初めての事例だということでした。日本の技術が導入されていることから日本のみならず台湾においても「台湾新幹線」と呼ばれているそうです。

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(写真右:台北(南港)から高雄へのチケット 左:駅舎内にて) 

 高雄市に降り立った我々は、バスにて40分ほど揺られた後、高雄市交通部高雄港務局を訪問しました。広報課の李麗玲氏から同港の概要と現在進行中の計画、そしてその後の展望についてのプレゼンテーションを受けました。同港のコンテナ取扱量は2008年末で約1000万TEU(TEU=Twenty-foot Equivalent Unit:20フィート同等換算での単位という意味で20フィートコンテナ換算での荷物の取扱量の単位)で現在計画中の第6コンテナターミナルが整備されると2割増の約1200万TEUを取り扱う港となるとのことでした。平成20年の福井県敦賀港の取扱高が約5600TEUですので、比較にならないほど大きな港であることが理解された反面、敦賀港のポートセールスについても生半可な努力では為し得ないと気を引き締めせざるを得ない印象を受けました。

 李氏より港の概要をお聞きした後、我々は港務局が用意して下さった小型船に乗り、湾内海上から高雄港を視察することになりました。高雄港は軍港、漁港、貨物港が混在する港であり、コンテナ船については6000TEU~8000TEUクラスの大型船が荷役を受けていました。

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(写真上段左:事務所でのプレゼンテーション 上段右:港務局の前にて 中段左:李さんによる船内での説明 中段右:船内での様子 下段左:8000TEUクラスのコンテナ船 下段右:立ち並ぶガントリークレーン)

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2009年7月20日(月)

[ 活動報告 ]

7月15日~17日。

おなじみ、会派の一年生議員で構成する一休会5名と2年生の田村議員の計6名で台湾の台北~高雄そして神奈川県へと視察に赴きました。今回のメインテーマは福井県へのアジアからの観光客誘致。今後、入込み客数を増やしいくにはどういった方策が考えられるかという点について示唆に富んだ話が聞け、有意義なミーティングを持つことが出来ました。

6月15日 2:00~

 財団法人交流協会台北事務所にお邪魔し、副代表の田辺正美氏から同協会の機能と日台関係の現状についてお話を伺いました。同事務所は日本国が中国との関係において(気を使って?)正式に中華民国(台湾)との国交がもてないため、大使館やJETROの機能を担う組織とし設立されています。現地台湾人のために査証の発給や貿易の振興にかんする業務を行っているとのことでした。

以下は田辺氏のお話により、なるほどと「気づき」を頂いた点。。。

○そのマーケット規模や中国本土と比べて高い親日の度合いから鑑み、日本はもっと台湾に対しこの注目度をを上げるべきであろう。中国本土へ工場設立などを行う場合にも、台湾の日台合弁企業から現地子会社として投資する手法によって、中国人や中国での商慣習に日本人よりはるかに明るい台湾人と連携して行うことは大きな意義がある。

○台湾から福井への環境客の入り込みについては県が単独で行うのではなく、いくつかの県が連携でキャンペーン等を行うほうが効率的と考える。旅行会社が日本向けツアーを組む場合、一つの県で完結するコースは組まないからである。

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(写真左:田辺副代表、中村主任とのミーティング 右:視察メンバーがビル前の銘盤にて) 

15:30~

 交流協会台北事務所を後にした一行は、去る6月、福井県三方への台湾の富裕層向けツアーを商品化した翔笙(しょうせん)旅行社を訪れ、福井県を含めた商品を企画した理由や福井県からの旅行会社への支援についてどう捕らえているかのヒアリングを行いました。同旅行社は台湾人にとってまだそれほど親しみのない日本の都市を訪れるという企画で既に和歌山県南紀へのツアーメイクで11年の実績があり、和歌山県から観光客誘致に関する感謝状も贈られています。

 何辰煕社長より「自分が福井を訪れてみて三方の風光明媚な点と食には感動した。是非ともツアーを企画したく第一陣を6月に送ったところである。ツアーメイクには特許がなく少しでも人気が出たコースについてはすぐ他社がコピーをして販売するという特徴がある。現在赤字ながらもこのツアーについては南紀ツアーと同様に長く続けていく意気込みはあるが、採算ベースに乗った頃にはまたコピーツアーが出ることを懸念している。」とのお話があった。また「台湾人の嗜好は大浴場としての温泉もさることながら部屋風呂を要求することが殆どである。福井の旅館は部屋風呂がないことが多く、また、旅行シーズンになると国内客で埋まってしまいキャパシティーに問題がある。」との課題についても正直な所をお聞かせいただいた。また、県の誘客に関するインセンティブについては2泊目、3泊目についても同じレベルであるので連泊した場合にはメリットが出るような体系がほしい、との要望も聞かれ、他の旅行社にも福井向け商品開発を行っていただくためにも、また、前述のようなリスクを取って新規ツアーメイクを行っていただける旅行社にどう報いるかを含め、福井県の支援がどうあるべきかというヒントを得たような気がしました。

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(写真:何社長によるご挨拶とプレゼンテーション)

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