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活動報告

2009年6月9日 のアーカイブ

2009年6月9日(火)

[ 活動報告 ]

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6月9日。

独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ドイツ邦環境財団(DBU)の主催による「第2回日独環境フォーラム」に参加いたしました。

このフォーラムは環境先進国といわれるドイツと環境技術において先進的な日本が強調と競争を行うことは国際的な課題の克服という点からも意義深いものとなるとの観点から催されたものです。

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(写真左:村田NEDO技術開発機構理事長 右:イェニケDBU理事)

 村田成二NEDO技術開発機構理事長、マルティン・イェニケDBU理事の主催者挨拶の後「未来に向けたエネルギー供給のシナリオ」というテーマでドイツ航空宇宙センター 熱力学技術研究所 システム分析・技術評価部 部長 ヴォルフラム・クレヴィット氏より「グローバルタスクとしての省エネ・新エネの推進」というテーマで経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 部長 羽藤秀雄氏より、そして「日本におけるエネルギー・環境技術への取組み」というテーマでNEDO技術開発機構 理事 小井沢和明氏の基調講演が行われました。

 各氏より、今後のエネルギー需要予測をベースに地球温暖化を回避しつつ産業発展を行ううえで省エネ・新エネがいかに重要なテーマとなってくるか、また、新エネとして期待される太陽光、風力、バイオマス、地熱などのエネルギーを始め、集中太陽熱(単に電気化してエネルギーにする太陽光発電ではなく曲面鏡などで太陽光を集中させ熱エネルギーを回収する技術、蓄熱できるというメリットがある)や系統連携技術(Grid-Connection Technology:比較的不安定な個々の新エネを最適にミックスさせ系統化、ネットワーク化すすことにより安定して良質な配電を行う技術)などの新しい試みの現状に話が及び、非常に刺激を受ける内容でした。

 講演後、質疑応答のセッションがありましたので、私は「廃棄物処理法など廃棄物に関する規制とバイオマス推進をどのように整合性を取っていくか、また、バイオマス推進のためどのように関係監督庁に働きかけるのか?」という質問をさせて頂きました。小井沢理事からは「規制VS技術の議論は常にあり、例えば自動車の排気ガスについては国土交通省との連携で進めている。この問題の特効薬は技術の向上であり、安定した良質な技術の発展により当該規制は緩和されると考える」というお答えを頂きました。また、羽藤経産省部長より「地方に分散したエネルギー資源の発掘という意味でバイオマスについては国としてバイオマス日本を掲げ、大きな可能性を感じている。地域の創意工夫を含め、関係省庁と一つ一つ課題を整理し、解決していく形で進めていくつもりである」とのお話を頂きました。

コメント [0]  トラックバック [0] 投稿者 : 宮本 俊
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