[ 活動報告 ]
7月14日。
(写真左:東京ビッグサイト 右:フェア会場入口)
東京ビッグサイトにて開催された「自治体総合フェア2010」に参加しました。
このフェアは(社)日本経営協会の主催で地方自治法施行50周年の節目の1997年(平成9年)に、地方自治の本旨である民主的にして能率的な行政の確保と、その健全な発展に寄与するため第1回目を開催、以来毎年、「自治体経営の革新を推進し、地域住民が真に豊かさを実感できる魅力ある地域社会の実現」を目的に開催され、今回で14回目を迎えた総合フェアです。
東京ビッグサイトは話に聞いてはいたのですが実際に訪問するのは初めてで、その規模の大きさに驚いたのと共に、東京の一極集中に若干の憤りを覚えてしまいました。。。。(^^;
フェアの全体の構成は「セミナー」と各自治体や企業の「展示ブース」の二つからなり、それぞれ興味深い情報が得られました。
そのいくつかを紹介すると。。。
この日、まず訪れたのは栃木県産業労働観光部の西須紀昭氏による観光に関するセミナーで「時空間情報+音声情報+コンテンツ+ネット配信=観光誘客の新たな取組」というテーマで栃木県の取り組みを紹介するものでした。ふるさと雇用再生資金を利用した事業にて栃木県の観光案内を画像と多国語にてネットで発信する試みです(http://www.achikochi-kanko.jp/)。
この観光案内の特徴は
○通常この種のホームページであれば動画を挿入することが多いが、この案内では静止画を昔なつかしいパラパラ漫画のように連続して表示することによりデータ容量が軽く、取り扱いが容易になる。
○これら静止画は撮影車(計測車)を実際に走らせ5mごとに撮影を連続的に行う。また、それぞれの静止画にはそのときのGPS地理情報が合わせて記録され地図上でのリンク(つながり)が容易に行える。
○これにより街道沿いの観光地を含め、バーチャル観光が行え見ている人の興味をかきたてることになる。
○連続写真の表示と共に音声ガイドが流れ観光案内を同時に行っている。現在、外国語による案内は中国語のみであるが、韓国語、英語、フランス語による案内も順次載せていくとのこと。
○このシステムの開発はIT企業であるアクリーグ株式会社が担当したが、この技術は単に栃木県における観光案内の利用にとどまらず、産・官・学・民の連携モデルとして他県でも利用できるものとして普及していきたいという意図もある。
会場ではこの観光案内のデモも行われました。実際にそのホームページを見てみましたが観光案内としてはかなり完成度の高いものであるという印象を受けました。
このような街道の画像の表示についてはGoogle社のストリート・ビューイングがありますが、それよりも画像が連続して表示されること、GPS地理情報を内包しているという意味で競争力のあるものであるということでした。
セミナーを
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